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水道業者を呼ぶと料金は幾らくらいになるの?

定価のない業界

水道修理を呼びたくても料金が幾らになるのか不安」と思う方は少なくありません。いわゆる悪徳業者も暗躍する業界でもあるからです。以前のブログでも取り上げました。(ぼったくりの水道屋こちらもご覧ください)はっきり言って標準価格はありません。

大抵「出張料」なるものが基本料金になり、あとは作業内容で金額がプラスされる仕組みが多いかと思います。その値段も¥3,000~¥4,000、高いところで¥8,000という感じです。(税別)しかし、追加される作業費で徐々に高額になってしまうのが現状です。




料金の差はどうしてあるのか?

はっきり言えば、会社の規模と広告費のかけ方で料金の差が生じます。全国展開している会社もあれば個人営業している会社もあります。比較的作業員も多く、広告宣伝費もたくさん使っている(チラシやマグネット広告やTVCMなど)水道業者は「売上利益重視」になっていきます。大手を中心により多く集客率を上げるために広告宣伝費を支払っていますので、料金には広告費・経費・人件費が乗っかってきます。

フランチャイズで行っている加盟店さんなら本部にペイしなければならないので、自分たちの取り分も確保しなければなりません。一方、小さな個人事業の水道屋さんは経費は多少かかるものの、大手業者のように引かれるものがありませんので、料金は安くなります。大抵自分もそうですが個人事業主の業者は、小さいために大きな広告も打てず、せいぜい無料の広告サイトなどしか紹介していないため、そうした良心的な水道屋さんを見つけるのが困難になります。



料金スタイル例

広告を出している業者の作業料金としては、水漏れ修理(パッキン交換)¥4,000、蛇口交換・単水栓¥8,000、混合水栓¥10,000くらいです。詰まり関係では、ポンプ作業¥7,000、便器脱着¥19,000、タンク部品の交換が¥8,000くらいですかね。これには部品代などは含まれていません。

もちろんこれ以下で作業している業者さんもいるかと思いますが、これくらいを平均値にして考えることができます。これ以上かかる業者は危険です。もちろん追加作業を頼む場合は別です。あとは作業員さんの接し方や案内の仕方などから吟味して選ぶことも必要です。

なぜ料金が高くなるの?

現在この業界は飽和状態と言っても過言ではありません。何社も競合がひしめき合っています。相場もなく、頻繁に利用しないため、他の業者との比較もできません。簡単な作業で数万円の請求となれば文句もでますが、こんなもんなのかな~という金額ならすんなり支払ってしまいます。広告宣伝費や看板車(大抵ワンボックスカーに派手なロゴマーク)や制服や道具の用意、すべてにおいてコストがかさんでいます。元を取るには料金に反映させなければなりません。




売上ノルマもあります。顧客単価が低いと会社から尻を叩かれます。つまりできる限りお客から搾り取るというスタンスです。作業員は毎日、売上金額・顧客単価で能力が測られています。こうした点に軸足を置いている会社が多いため「わざわざ出向いていってるんだからこれぐらい払え!」と言わんばかりの作業員が増えてしまうのです。

裏技として大手業者の作業員さんの中には、個人事業主も交じっています。この作業員さんはいいなと思ったら「個人で仕事を頼めないか?」尋ねてみることができます。大抵は契約上、断られるかもしれませんが、粘ると教えてくれます。

その代わり最初に依頼した会社には分からないようにしていただく必要があります。中には全く縛りのない水道屋さんもいますので、個人で請けてくれます。その時は料金も安くして、と言えば大抵大丈夫です。(マージンが取られない分安くなりますよ)あくまでもう裏技ですので慎重にお願いします。

ウォーターマン

水回りの修繕補修を中心に事業を行っております。個人事業主です。広島県出身。51歳。妻と2人の息子。東京多摩エリアを中心に展開しております。

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