節水トイレはどうやって節水しているのか?

水洗トイレは当たり前?

生きていくうえでトイレは欠かせません。生理現象は自分の意志では制御できません。インフラの進んだ日本では衛生設備も高度なものになっています。水洗トイレも今から数十年前では普及率は100%ではありませんでした。




 

自分の子供の頃はいわゆる「汲み取り車」なるバキュームカーが普通に走っていて水洗でない住宅の汚水を汲み取っていました。かなりの臭いで大変な作業でしたね。下水道設備が整って、水洗トイレはほぼ100%の設置率となっています。より衛生的で快適な生活が送れています。しかし世界に目を向ければまだまだインフラが進まない国や地域があります。

たくさん水を使うことはいいことだ!・?

昔は大きいことやたくさんあることが得とされていました。トイレの水も当時の水量計算などを加味して設定されていたものと思われます。水洗トイレの出始めでは「大」のレバーしかなく、しかも1回の排水で13~14リットルの水を流すという設定になっていました。ですからタンクが非常に大きく、これまで見た中ではホタテ貝のようなタンクが一番大きかったと思います。最近はあまり見なくなりました。しかし水の使用量は凄まじいですよね?

 




 

例えば4人家族がそれぞれ1日2回トイレを使うと・・・112リットル(56リットル×4)

2リットルのペットボトル56本分です。

回数が上がれば、さらに増えていきます。確かに水道料金は電気やガスに比べて安いものですが、年間コストで見ると馬鹿になりません。本当にトイレにこれほどの水が必要なのか?と疑問に思う人があまりいなかったのかと思います。

節水トイレの仕組み

まず着目したいのはタンクに溜める水の量です。

以前のタイプでは給水された水が陶器タンクに直接注入されるものでした。これですとタンクの大きさで受水量が決まります。そこでタンク内に受水容器を設ける方法を取り入れました。これは結露防止の意味もあり、大変有効な方法です。これにより容積を狭める事で水の量を制限するすることができます。

 

 

次に便器の水の流れ方です。

実は便器の排水の仕方にはいろいろあります。あまり知られていませんが、例えば一気に水を流す「洗い落とし式」や緩やかに排水させる「サイフォン式」です。陶器製ですが、コーティング加工を施して水を流れやすくしています。便器の淵からも水が出てきて鉢内前面に水が流れていく仕組みです。今では淵から水を流さず排水される水が回転する渦を作るような仕組みになっています。それによって少ない水でも排水させる力を持たせることができす。

 




 

更に便器の加工技術

便器には防汚加工が施されていて、汚れの付着を防ぐようになっています。各メーカーで呼び方は違いますが、陶器に特殊なコーティング剤を塗り水が滑るように流れる仕組みとなっているのです。

以上のようなトイレの進化によってかなりの節水トイレが開発されてきました。今では1回のレバーで最大4リットルの水しか使いません。単純に従来の便器の3分の1の水です。水道料金もこれまでの3分の1の料金で済みます。かなりの経済効果となりますね。また資源の有効利用にもなりエコな節源にもなります。今お宅はどんなトイレですか?そろそろ節水トイレに買い替えませんか?交換の際にはこちらのブログも参考にしてください!節水トイレのデメリットとは?