水は食料と同じほど大切なもの
人は毎日平均すると2リットルほどの水分が排出されていると言われています。息を吐くだけでも水分は発散されます。また体の中では内臓が様々な浄化作用を行っていますが、それにも水分が必要です。これからの季節はあまり汗をかかなくなってきますので、のどが渇きを覚えて「水」を飲むことが減ってしまいがちです。しかし、冬場でもたくさん着込んで汗をかくこともあり、それによって脱水状態になることもあるのです。トイレが近くなるのを避けようと水分を控えることもありますが、意識的に水を飲むことが勧められています。
「水」はご存知の通り、カロリーがありません。多少の成分があるとしても微々たるものです。水をよく飲むことで食欲もある程度抑えることもでき、ダイエットにも効果的かもしれません。
体は常に細胞が入れ替わっていく「新陳代謝」が行われています。この代謝を助けるのが「水」です。体内に溜まった「脂肪」を分解するのを助けるものでもあるのです。逆に水分が不足してしまうと体は防衛反応から手や足に水を備蓄しようすることで1滴も失うまいとしてしまうようです。水の代わりにジュースやコーヒーなどを良く飲んでいると体は余分な成分を分解消化しようとして余計に水分を必要とします。またそうした飲み物には「カロリー」が含まれます。せっかく食事を制限していても飲み物で補充してしまいますの”プラマイゼロ”となってしまいそうです。むしろ飲む量の方が多ければ全く意味が無くなってしまいますね。
アルコールは水分補給にはならない
アルコールを分解するための働きによって水分がかなり必要ですし、体内に溜まる有害物質を出そうとして利尿作用が働きます。かえって水を必要としてしまうのです。たくさん飲まれる方は「チェイサー」として「水」を時折飲むようになさってください。おいしいお酒を楽しく飲む助けになりますね。
昔のスポ魂もののアニメやドラマでは、「水を飲むな!」と監督やコーチから怒鳴られるシーンもありました。しかし、今では積極的に「水分補給」を勧めています。サッカーなどの走り回る競技では、大量の汗が出ますので、こまめに水を飲まなければ動きも悪くなってしまうかもしれません。ジムに通っておられる方も汗をかいたら水を飲むように注意していただければと思います。
水を飲んで健康な生活を送りましょう。