洗面台が何かにおうのは何故か?

洗面台がなんか臭う?排水臭がする?

毎日使っている洗面台。朝は特に身支度や身だしなみを整える大切な場所です。そこで気になるのは「におい」です。洗面台の排水口をまず考えます。まずその原因について取り上げる前に、排水口にはいくつかのタイプがあることを挙げておきます。下のS字の配管部分を含めてそこを「洗面台排水栓トラップ」と呼びます。まずよくある排水栓はポップアップ式です。洗面台の上部に押したり引いたりできるボタンやつまみがあるタイプです。この排水栓の場合、蓋の部分は下のシャフトに繋がっているため引き出すことが出来ません。但しポップアップ式でも洗面台下でシャフトを使わずワイヤーで上下させるタイプは蓋を取り出せます。もう一つはゴム栓タイプです。玉鎖で繋がれたゴム栓で排水口に栓をすることができるものです。このタイプは排水口のある程度の掃除が可能です。要らなくなった歯ブラシなどで水垢やぬめりを取ることができます。

臭いが止まらないのは?

しかし、それをしても「におい」が一向に止まらない? ・・・ 何が原因なのか?下の配管は大抵、上記のような形をしています。その更に下を見てください。この写真では配管が丸いプレートの中に伸びています。プレートは動かないようにネジ止めしてあります。このネジを外してプレートを上げると、床下から来ている排水管(VP管)があり、そこに排水栓の配管が差し込んであるのが分かります。床から来る配管の口径は大抵40㎜もしくは50㎜です。排水栓トラップの口径が30㎜ですから、配管の中心に差し込むと、隙間が約5㎜ないしは10㎜ずつ開いてしまいます。その隙間を埋めるゴム製の「防臭パッキン」が取り付けられているはずです。もし何も無かったら?その隙間からの「排水臭」であることがほとんどです。排水管は下水に繋がっていますので、その配管の中から下水臭が上がってくるのです。また「防臭パッキン」があってもきちんと隙間を埋めるように取り付けていないなら同様に下水臭が出てきます。

一番いい解決策

わざわざ防臭パッキンを購入する必要はありません!必要なのは?・・・「ビニールテープ」です。排水栓トラップの配管と下から来る排水配管の隙間を埋めるようにビニールテープでグルグル巻いてください。出来るだけ均等に巻くようにします。そうすれば防臭パッキンの代わりになります。簡単ですね?意外なところかと思いますのが臭いの元はだいたいそんなところです。ビニールテープがなければガムテープでも代用になります。但し、布タイプに限ります。紙テープですと巻き付けられないからです。「巻き過ぎ」にも注意してください。またカバーをし忘れて巻いてしまうとやり直さなければならなくなりますから、よく手順を考えて行ってください。臭いがきっと収まると思います。 お試しあれ。

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